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第19回骨粗鬆学会で発表致しました!!

院長ブログ

第19回骨粗鬆学会で発表させて頂きました!!

当クリニックでは最新の骨密度測定器DEXAを導入しております。骨折しやすい背骨(脊椎)や足のつけね(大腿骨頸部)の骨密度をしっかり測定し、エビデンスに基づいた治療を提供して参ります!!

以下、発表内容の要旨です。

SERM投与後の逐次療法としてデノスマブ製剤投与は有効である

目的
近年、ビスホスネート、テリパラチドとデノスマブの逐次療法の効果を検討した報告が散見されるが、エストロゲン受容体モジュレーター(以下SERM)との逐次療法の効果を検討した報告はない。今回、我々はデノスマブ使用前のSERM前投与歴が骨密度(BMD)の変化に与える影響を検討した。

方法
対象は2013年8月~2015年1月の期間にデノスマブによる治療を開始した168名で(男、10人、女158人)、治療介入後24か月以上経過し評価可能であった原発性骨粗鬆症と診断されデノスマブをfirst lineとして使用された(D群)23名(女23名)、平均年齢72.4±8.5歳(58-89歳)、SERM使用歴があり効果が乏しいためにデノスマブを逐次療法として使用された(S+D群)26名(女26名)、平均年齢77.8±7,9歳(61-93歳)とした。それらに対しDEXAを用いたBMD測定、骨代謝マーカー(P1NP)測定を治療開始前、24か月で測定し、データの変化率を測定した。

結果
腰椎BMD平均増加率はD群、S+D群でそれぞれ1.07±0.70、1.06±0.04、両大腿骨頸部は右でそれぞれ1.07±0.12、1.05±0.05、左でそれぞれ1.03±0.07、1.04±0.06と経時的に増加した。群間比較では、D群で高い傾向がみられたが統計学的有意差は認めなかった。P1NPの平均減少率はD群、S+D群でそれぞれ0.32±0.29、+0.65±0.35と経時的に減少した。群間比較では、統計学的有意差は認めなかった。

考察
両群で良好な骨密度の改善が認められた。また骨形成マーカーの減少が認められた。
SERM使用例、不能例からのデノスマブに切り替える逐次療法は、デノスマブ単体と比較しても十分効果のある治療法と考えられる。

当クリニックでは院長と切磋琢磨して頂ける理学療法士を募集いたします!!
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