- 膝が曲げづらい/曲がりづらい
- 膝が曲げづらい/曲がりづらいなど症状が生じるとき
- 膝が曲げづらい/曲がりづらくなる原因・疾患
- 診察・診断方法
- 治療について
- 膝が曲げにくい、曲がりにくい時の対処法
- 膝が曲げづらい/曲がりづらいなどお悩みの方は
当院までご相談ください
膝が曲げづらい/曲がりづらい
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」という症状は、膝を深く曲げて生活することの多い日本人にとっては大きな問題になり得ます。「膝が曲げづらい/曲がりづらい」ときの状態、原因、診断方法、そして治療について詳しく説明します。
膝が曲げづらい/曲がりづらいなど症状が生じるとき
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」状態は、以下のような日常生活でよく見られる状況で感じることがあります。
①階段の昇降時
膝を曲げるとき、抵抗感や痛みを感じる。
②しゃがむ、立ち上がる動作
膝を深く曲げたり、伸ばしたりすると痛みや抵抗感が出る。
③長時間座った後
起立時や歩行開始時に膝の曲げ伸ばしに抵抗感がある。
④運動後
特に膝の曲げ伸ばしを多く使うスポーツをした後、膝に痛みが出る。
⑤腫れや硬さ
膝周辺が腫れ、触ると硬さを感じる。
⑥夜間の痛み
寝ている間でも膝の痛みが感じられ、特に曲げ伸ばしの動きで痛みが増すことがあります。
⑦活動開始時の痛み
特に長時間座っていた後などに活動を始めると、膝に強い痛みや抵抗感を感じることがあります。
膝が曲げづらい/曲がりづらくなる原因・疾患
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」症状の原因となる疾患には以下のようなものがあります。
①変形性膝関節症
膝の関節軟骨が摩耗し、骨同士が接触する状態を引き起こす。
②半月板損傷
膝のクッションの役割を果たす半月板が損傷し、動きに制限が出てくる。
③骨折や靭帯損傷
膝を構成する骨や靭帯が損傷すると、膝の曲げ伸ばしが困難になる。
④滑膜炎
膝を潤滑している滑膜が炎症を起こし、関節が硬くなる。
⑤関節リウマチ
関節の腫れや痛み、機能低下を引き起こす慢性的な疾患。
診察・診断方法
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」と感じたときには、以下の診察・診断方法で症状の原因を調べることがあります。
①医師の診察
膝の形状、歩き方、立ち姿、膝の動きを確認します。また、関節の可動域や痛みの位置と強さも詳しく調査します。
②画像診断
X線で骨の変形や位置を確認。MRIやCTで軟骨、半月板、靭帯の状態を詳しく調べます。これにより、骨の形状、半月板や靭帯の損傷、腫れや炎症の存在などを確認します。
※膝が腫れている、動きに制限がある、痛みが強い、事故や怪我の後で痛みや動きに異常がある場合、当院へご相談ください。
治療について
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」症状の治療には以下のような方法があります。
①薬物療法
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬、ステロイドの内服や塗布が主に行われます。
②注射療法
関節内へのヒアルロン酸注射やステロイド注射が痛みの緩和や膝の機能改善に寄与します。
③リハビリ
筋力トレーニングやストレッチングにより、膝周囲の筋力を強化し、関節の安定性を向上させます。
膝が曲げにくい、曲がりにくい時の対処法
膝が曲げにくい・曲がりにくい時の対処法を、痛みがない場合と痛みがある場合に分けてご紹介します。
痛みがない場合
痛みがない、もしくはごく軽度である場合には、ストレッチや膝まわりの筋肉のトレーニングがおすすめです。 無理のない範囲で膝関節を動かしたり、膝関節をサポートする筋肉が増えることで、膝の曲げ伸ばしがしやすくなることがあります。
ただし、運動により痛みが強くなる場合には、すぐに中止し、整形外科を受診してください。整形外科であれば、医学的根拠のある、より一人ひとりに合ったストレッチ・筋力トレーニングをリハビリテーションとして行うことができます。もちろん、薬物療法などの治療も受けられます。
痛みがある場合
痛みがあり、急性の場合には、患部を冷やすことで、痛みを軽減することが可能です。ただ、その後ご自身でストレッチや筋力トレーニングをしても、膝の曲げ伸ばしができるようになるとは限りません。慢性化を防ぐためにも、整形外科を受診することをおすすめします。
慢性的な痛みがある場合には、入浴などで温めるのが有効です。血流が改善するとともに、こわばっていた筋肉もほぐされ、痛みの軽減が期待できます。ただ、関節の拘縮をご自身で改善するのは困難です。急性の場合と同様、整形外科を受診するようにしましょう。
膝が曲げづらい/曲がりづらいなどお悩みの方は当院までご相談ください
「膝が曲げづらい/曲がりづらい」状態は、さまざまな原因により引き起こされます。そのため、適切な治療を受けるためには、まずは症状の原因を正しく診断することが重要です。また、症状が続く場合は早急にご相談ください。