足底筋膜炎:原因と症状、家で出来る対処法
今回は足底筋膜炎についてお話しします。
私自身も足底筋膜炎になった際に歩くことも難しくなるほど痛みが出て、
日常生活で2~3日安静にした経験があり、また、この疾患になっている患者さんを多く見かけるので、この記事を見て頂いている方にもそういう方が多くいらっしゃるかなと思ったので、調べた内容になりますが情報共有させて頂きます。
まず足底筋膜炎は、足底(足のうら)の組織である筋膜が炎症を起こす病気です。痛みや不快感を引き起こすことがあり、しばしば歩行や日常生活に影響を与えます。では、なぜ足底筋膜炎が起こるのか、そして、家でできる対処法は何かについて調べたことを共有させて頂ければと思います。
◇足底筋膜炎の病態
足底筋膜炎は、足底の筋膜(筋肉を覆う膜)が繰り返しの負荷や過度なストレスによって炎症を起こすことによって引き起こされます。
・よくある原因は以下のようなものがあげられます
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過度な負荷:
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長時間の立ち仕事や激しい運動など、足底に長時間の負荷がかかる状況が足底筋膜炎のリスクを高めます。
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運動不足からの急激な運動増加:
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- 日頃からあまり運動をしていない人がいきなり激しい運動を始めると、足底に負荷がかかりすぎてしまう状況がリスクになります。
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適切な靴の選択:
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- 自分にあっていない靴を履くことで足底に余分な圧力がかかり、筋膜にダメージを与えることでリスクが上がります。
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姿勢の問題:
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- 不適切な姿勢や体重の増加によって、足底に過剰な圧力がかかり、筋膜に炎症が起こることがあります。特に長時間の立った状態や座った状態が続くことで、足底の筋膜に負担がかかりやすくなり、リスクが上がります。
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足の形態異常:
- 足のアーチが平ら(偏平足)であったり、足の形態に異常がある場合、足底に均等な負荷がかからず、一部の部位に過剰な負担がかかることがあります。これが足底筋膜炎の発症につながることがあります。
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◇足底筋膜炎の症状
足底筋膜炎のよくある症状は次のとおりです:
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足底の痛み(足のうらの痛み):
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- 特に起床時や長時間の立ち仕事の後など、足底に鋭い痛みを感じることがあります。
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足底の硬さ:
- 歩行時に足底が硬く感じることがあります。
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痺れや炎症:
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- 足底に炎症が起こることで、腫れや赤みが現れることがあります。
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足のうらの熱感:
- 足底筋膜炎の炎症が進行すると、足の裏に熱やほてりを感じることがあります。痛みとともにこの症状が現れることが多いです。
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足首や膝の痛み:
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- 足底の痛みだけでなく、足底筋膜炎が進行すると足首や膝にも痛みが生じることがあります。これは足底の痛みからの連鎖反応で起こる場合があります。
◆自宅で出来る応急処置
足底筋膜炎の痛みを和らげるために、以下の対処法がご家庭で試すことが出来ます
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足の休息:
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- 痛みがひどい場合は、足を休めることが重要です。長時間の立ち仕事や激しい運動を避け、足を安静に保ちましょう。
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アイシング:
- 痛んでいる足底を氷で冷やすことで炎症を抑えることができます。氷をタオルで包んで足底に数分間当てると効果的です。
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ストレッチとマッサージ:
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- 足底の筋肉を柔らかくするために、ストレッチやマッサージを行うと痛みを軽減できます。特に朝起きた後や長時間座っていた後に行うと効果的です。
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適切な靴の選択:
- 足底に負担をかけないために、適切な靴を選ぶことが重要です。クッション性のある靴やアーチサポートがある靴を選ぶと、足底への負担を軽減できます。
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マッサージボールを使ったマッサージ:
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- 足底の筋肉をほぐすために、足のマッサージボールを使ったマッサージを行います。マッサージボールを足裏に転がすことで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを和らげることができます。軽い圧で徐々に行い、痛みが強い場合は優しく行いましょう。
まとめ
足底筋膜炎は足底の筋膜が炎症を起こす病気であり、適切な対処法が重要です。過度な負荷や運動不足、適切でない靴の選択が原因となることがありますが、適切な休息やアイシング、ストレッチやマッサージボールを使用したマッサージなどの家庭での対処法を行うことで症状を軽減できることもあります。しかし、症状が続く場合や症状が増悪する場合には早い段階で専門医に相談することをお勧めします。
医師の診断を受けることで理学療法士によるリハビリを受けることが出来たり、靴の中敷きを作成してもらうこともできます。
しかし、普段から健康的な生活習慣や適切な運動を心がけることで、足底筋膜炎のリスクを軽減できるそうです。
人により原因・症状は様々ですので、日頃から気を配ることで測定筋膜炎のリスクを減らすことが出来ると思いますので、良ければ参考にしてもらえたらと思います!
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