TRAFFIC ACCIDENT

交通事故に遭われた患者様へ

この度、交通事故でお怪我をされたことについて、まずはお見舞い申し上げます。

「治療で症状が改善するのか?」
「治療費や生活はどうなるのか?」
など、今後の対応に様々な疑問・不安を感じてらっしゃると思います。まず、最も重要なこととしては、交通事故に遭われた直後、あまり症状がないと感じていても、早期受診をすることです。最初は気付かなくとも、時間の経過により徐々に痛みが強くなることがあります。初期治療の遅れにより、症状が慢性化してしまうのです。

交通事故後の症状は、
以下のようなものが特徴的です

首・腰・肩などが痛い・重い・しびれる・凝る

首や腰が動かしにくい、動かすと痛みを感じる

頭痛・吐き気・めまいがする

痛みやしびれが長引いている

例えば、よく耳にする『むち打ち』は、神経や血管が集中している首の怪我なので、早い段階から適切な診察・リハビリなどを受け、早期回復を図ることが重要です。当院では、問診→レントゲン診断やエコー検査による痛みの原因の究明→適切な治療という流れで進めさせて頂いております。
治療は、疼痛軽減に効果がある物理療法、理学療法士によるリハビリテーションなどを受けて頂くことが出来ます。

何度もお伝えいたしますが、交通事故直後は、痛みがなくても数日後に首・腰など色々な場所で痛み・しびれが出ることもあるので、特に症状がなくても、まずは診察だけでも受けられることをおすすめします。

診察・治療の費用について

交通事故治療については、まず保険会社(損害保険会社など)にお問い合わせください。

通院によって得られる、補償内容として、以下のようなものがございます。

治療費
自賠責保険適用で窓口負担0円です
慰謝料
「4,200円×実治療日数×2」または「4,200円×治療期間」のうち少ないほう(月最高126,000円)
交通費
バス・電車等の公共交通機関は領収書不要。タクシーは領収書必要(担当者の許可必須)自家用車は通院1kmあたり15円
休業補償
お勤め・自営業・主婦の方も請求できます。一日につき最低5,700円

受診から治療までの流れ

車が前の車に追突している
車が前の車に追突している

警察への届出

自賠責保険を利用した各種証明や請求時に「交通事故証明書」が必要になるため、警察への届け出が必要となります。(事故に遭われた際は、警察への連絡を一番初めに行ってください)

男性がスマートフォンを見ている
男性がスマートフォンを見ている

保険会社(損害保険会社等)へ連絡

保険会社へ当院で治療する旨を伝え、保険会社から当院へ連絡していただくよう、ご依頼ください。

男性が病院の受付で看護師と話している
男性が病院の受付で看護師と話している

受付

受付時に、交通事故の治療である旨をお申し出ください(受付の際、保険会社の確認などをさせて頂きます)。保険会社への確認が取れない場合に、自己負担が不要な場合に、自己負担していただかなければならない可能性もございますので、保険会社への連絡をして頂くようお願いいたします。

医師が診断している
医師が診断している

整形外科専門医による診察

レントゲンやエコーなど必要な検査を行い、診察・診断を行います。必要な方へは、警察へ提出をするための診断書を作成いたします。

リハビリ室
リハビリ室

治療・運動器リハビリテーション・物理療法

受傷部位の痛みが強い場合には、痛みや炎症を和らげる治療を行います。早い段階から物理療法や理学療法士によるリハビリテーションを受けることで症状の改善を図ります。早期の症状改善のために、頻度は週2~4回、治療期間は、1人1人の症状により変わりますが、1~6ヶ月ほどが目安となります。
理学療法士によるリハビリ、柔道整復師による物理療法(機械を用いた施術)は予約で受けて頂くことが出来ます。

一定期間通院しても症状が
残ってしまった場合

後遺症診断書について

治療を行った後も症状が残った場合、後遺障害の申請が可能になります。
ただし、以下のような場合は、後遺症診断書の作成や後遺障害の認定が
難しくなることがございますので、ご注意ください。

  • 通院日数が少ない、間が空いている

    入院などやむを得ない事情以外は、軽傷および治療の意志がないと判断される場合があります(多忙であるなどは理由にできません)。

  • 事故日から間が空いて、初めて受診する

    交通事故が原因の症状ではないと判断される場合がございます。

  • 初診後、通院がない

    軽傷および交通事故が原因の症状ではないと判断される場合があります。

交通事故治療のことでお悩みの方は、弁護士に相談も可能です。

交通事故で治療が長期化した場合や、症状が残存した場合には、保険会社と交渉が必要になってきます。一方的に治療が打ち切られたり、交渉が不利にならないよう、弁護士に相談することをオススメします。
加入している保険に弁護士特約が付いている方は、費用もかからないため、弁護士への相談することが望ましく、ご希望の方は交通事故を専門としている弁護士をご紹介いたします。